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じいちゃんのラストドライブ
こんにちは!
雨が降り始めたなーと事務所のデスクから外を眺めて
去年は海にあまり行けなかったので今年こそは・・・
本格的な夏を待ちわびる営業の別宮です。
先日、いつも仕事帰りに閉店ギリギリに行くクリーニング屋さんの方に
自家製梅酒と梅ジュースをいただきました!
いつも本当に閉店3分前とか、1分前とかに行く迷惑な客なのに
仕事の疲れも吹っ飛ぶ嬉しさでした。
やっぱり自家製、美味しいですね。
ここのところは毎日梅酒です♪
さて、僕には84歳になるじいちゃんが同じ広島市内にいるんですが、
今週の休みの日、そのじいちゃんがついにラストドライブを迎えました。
というか、本当にようやくですが。
まだまだ元気とはいえ、免許更新のたびにどこかしら手術をしながら、家族の反対を押し切り免許を更新して、ほぼ毎日車に乗っていたじいちゃんですが、世間を騒がせた池袋の事故後に地元下関の兄弟にこんこんと電話で説教をされたようで、それに加えて警察からの電話があったとかで、
くり返しくり返しの僕ら家族からの説得にようやく応じてくれ、車を処分することになりました。
じいちゃんは本当にもう車で毎日買い物に出かけるのが日課で、何とか粘っていましたが、家族はそれはそれはヒヤヒヤで、何かあってからではと年配の方の事故のニュースを見ては他人事ではありませんでした。
そして先日、僕との約束の日。じいちゃんが広島に来てから数十年長くお付き合いのある知り合いの車屋さんに自ら車を持っていく事になり、そのラストドライブを見守ることに
帰りは僕の車で一緒に帰るので、行きはじいちゃんのひとりドライブ。
クルマ屋さんまでの30分弱、どんなことを考えながら運転したのかな。
一昨年からはバイオリンのバンドも解散して、人生をかけた演奏活動を終え、ステージに立つこともなくなって・・・、ここ数年一番近くにいた孫としても、切ない後ろ姿でした。
それでもクルマ屋さんで手続きが終わったときには、すっきりしたようで、
どこか肩の荷が下りたような気もしたじいちゃんでした。
役割を終えた最後の愛車を後にして、僕の車に乗ってひとこと。
これでひとつ片付いた。と。
じいちゃんとふたり、いつものフレスタに寄って、車卒業をお祝いだと言って、ばあちゃんの好きなお寿司をたくさん買って、当面のお米とか、重たいものもたくさん買って帰ったのでした。
足が無くなったじいちゃんちにもう少し細めに足を運ぼうと思う僕でした。